カフリンクス(カフスボタン)とは?正しい付け方(結婚式以外でもOK)

アクセサリー, ファッション知識

スーツスタイルにおいてお洒落をもっと楽しみたい人(特に結婚式などのパーティー)、周りから一目置かれたい人にとってカフリンクス(カフスボタン)は非常に優秀なアクセサリーと言えるでしょう。

カフリンクスは使い方も非常に簡単で袖口をドレスアップしてくれるので知っておく価値は十分にあります。今回、カフリンクスの正しい付け方や種類について記事にまとめてみましたので、この機会にしっかりと覚えてスーツスタイルのオシャレを楽しんでみましょう。

そもそもカフリンクス(カフスボタン)とは?

カフリンクスとは、ワイシャツなどの袖口にボタンの代わりとしてとめるアクセサリーです。結婚式などの特別なパーティーの時にしか使わないという認識をもっている方もいるかもしれませんが、実際はビジネスシーンにおいても幅広い世代の方々に愛用されているオシャレアイテムなのです。

そのバリエーションも非常に豊富で、値段にこだわらなければ数千円程度でも手に入るので、その日の気分やスーツスタイルによって付け替えることもできます。

ワイシャツ1枚の時でもアクセントしての役割を伴えますし、ジャケットを着用している時でも袖口からチラっと覗かせるだけでも、さりげないオシャレを演出させることが可能です。

そもそも、カフリンクス誕生のルーツは17世紀の英国。当時、紳士の袖口の装飾としてレースやリボンが用いられていたのですが、それに変わるアクセサリーとして誕生したのがカフリンクスであると言われています。

当時は職人の手によって作られていたので、高価なアクセサリーであり、上流階級が身に着ける宝石のような役割を伴っていました。

しかし、技術が次第に進化してきたことにより大量生産が可能となり、幅広く民衆にも普及していったと言われています。

カフリンクスにはどんな種類が存在するのか?

カフリンクスをさらに細かくカテゴライズすると、その留め具の形によって大きく分けて4種類が存在します。

スウィヴル式」「スナップ式」「固定式」「チェーン式」、以上の4種類です。

中でも一番ポピュラーなのがスウィヴル式です。このタイプは接続部分がT字のバネ式となっているため、留め具を倒してからボタンホールに通して使います。通した後に留め具を再び戻してT字にして落ちないように固定します。

そしてスナップ式についてですが、これはピアスを想像してもらうと分かりやすいかもしれませんね。ピアスが2つのパーツによってとめられているように、スナップ式も2種類のパーツに分かれています。装飾のあるメインのパーツをボタンホールに通してから一方の留め具をつなげて固定します。

次に、固定式についてですが、このタイプは棒状のそれぞれのパーツの両端にボタンのようなものがついていて、ボタンホールに両端のパーツを通すことで固定するカフリンクスです。

そしてこの棒状の部分がチェーンになっているものをチェーン式と呼びます。カフリンクスは留め具の種類によって付け方はまったく異なりますが、どのタイプであったとしても慣れてしまえば数秒で装着ができるので挑戦してみる価値は十分あると言えるでしょう。

カフリンクスが装着可能な袖の種類について

カフリンクスは、どんな種類の袖口でもつけられるわけではありません。ワイシャツの袖口の形状によってはつけられないタイプもありますので、購入する前には必ずチェックするようにしましょう。

カフリンクスがつけられる袖は、「コンバーチブルカフス」「テニスカフス」「フレンチカフス(ダブルカフス)」の3種類です。

コンバーチブルカフスは、日本では一般的な形状です。片方にボタンとボタンホールが1つずつあり、もう片方にもボタンホールが1つある袖口のことをいいます。コンバーチブルカフスであればカフスとボタンのどちらでもとめることが可能です。

次にテニスカフスについてですが、これはカフリンクスをとめることを前提にして作られており、両側にボタンホールが1つずつついている袖口のことをいいます。もちろん、カフリンクスをとめる事が前提なのでボタンはついていないのが特徴です。

そして、フレンチカフス(ダブルカフス)についてですが、このタイプもカフリンクスをとめること前提のつくりであり、両側にボタンホールが2ずつついている袖のことを言います。もちろんボタンはついていません。袖口が通常のワイシャツよりも長くつくられている為、カフリンクスをつける際には折り返して固定して使用します。

逆に片側にボタンホールが1つ、もう片方にボタンが1つついているタイプのシングルカフスは、カフリンクスを通すボタンが1つ足りない為、装着することができません。

カフリンクスの正しい付け方

カフリンクスは、その形状によって付け方は異なるものの、袖口の合わせ方は同じです。

最初にボタンホールの位置をそれぞれ合わせ、合わせた穴からカフリンクスを通します。その際に、差し込む方向を間違えてしまうと、人から見える側(上部分)に装飾されていない部分が見えてしまうので注意してください。

カフリンクスを通したら留め具を固定して装着完了です。

非常に簡単なので、すぐマスターできることでしょう。

結婚式などのドレスシーンからビジネスシーンまで幅広く活用できるのがカフリンクスの魅力

カフリンクスはスーツスタイルにおいて数少ない認められたアクセサリーとしての役割を伴っていますが、意外に身に着けている人は少ないものです。

結婚式をはじめとしたパーティだけに限らず、シンプルなデザインのカフリンクスであればビジネスシーンでも活用できます。

覚えてしまえば、非常に簡単にスーツスタイルにオシャレを取り入れることができるので、この機会に自身に合ったオシャレでかっこいいカフリンクスを探してみてはいかがでしょうか?