アメトラとは?コーディネートの特長から有名ブランドまでご紹介
皆さんは「アメトラ」という言葉を聞いたことはありますか?
アイビールックだったり「みゆき族」なんて言葉でビビッとくるおじ様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
(アイビールックとみゆき族が分からない方はネットで調べてみて下さい)
古き良き時代を思い出しますね。
だがしかしです。ここ数年、じわじわとアメトラを取り入れたファッションが再流行してきてるんですよ。
アメトラとはいったいどんなファッションスタイルなのでしょうか?
アメトラについて解説していきたいと思います。
アメトラとはなんぞや?
アメトラとは飴と虎でもなく、雨とトラックでもありません(笑)
アメリカントラディショナルの略語です。(アメリカントラッドとも言います。)
トラッドとは和製英語であり本来はトラディショナルが正解です。
要するにアメリカ合衆国の伝統的な服装のことを意味します。
流行に左右されることのない保守的なスタイル様式ということですね。。
アメトラを代表する有名ブランド
代表的なブランドは当サイトでもご紹介させていただいておりますBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)やRALPH RAULEN(ラルフローレン)
、J.PRESS(ジェイプレス)、TOHM BROWNE(トムブラウン)などですね。
1960年代はそういったアイビーファッション(※)が日本でも大流行しました。
※アメリカ西海岸にて1950年代に名門私立大学の通称「アイビー・リーグ」内で学生やOBの間で広まっていったファッションスタイル
アメトラはアメリカ合衆国の伝統的なスタイル様式ではありますが、英国の影響を強く受けているとも言われています。
アメリカ人のヨーロッパ各地への旅行者増加により、イギリス人の服装を目にしたアメリカ人によって形成されたという説もあるそうです。イギリスはアメリカのルーツなのであり得る話ですね。
コーディネートの特長
基本となるスタイルは、ジャケットとパンツ、シャツが王道です。
ジャケットに関しましては肩パッドの入っていないナチュラルショルダージャケットを羽織りインナーのシャツはボタンダウンシャツで、カチッとしたスーツスタイルが基本となります。
足元は革靴やローファーが多かったのですが、最近ではスニーカーなどを合わせて着崩すスタイルも人気ですね。
悪オヤジなんて言葉が流行った2000年代初頭にはIT業界の経営陣もスニーカーにジャケットスタイルしてましたね。
また、アメトラにはクラシックな眼鏡も非常に良く合いますね。
最近のアメトラ再ブーム
元々は1950年代の伝統的なスタイル様式がアメトラのルートと言えるので若い人達にはあまり馴染みがないように思われがちなアメトラではありますが、実は最近になって再ブームが到来してきているんです。
例えばですが雑誌POPEYEが提案しているシティーボーイスタイルなどは、アメトラを1980年代っぽく着崩したものと言えますね。
また、私も大好きなTHOM BROWNE(トムブラウン)のグレーのスーツスタイルが、ファッション愛好家の間で大流行し、アメトラブームの火付け役とも言われています。
トムブラウン以外にもBROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)やRALPH LAUREN(ラルフローレン)、J.PRESS(ジェイプレス)もアメトラを代表するブランドとして非常に有名です。
当ブログのメニューからも様々な商品をご覧いただけますので、お時間のある時に参考にしてみて下さい。
そして、ヘアスタイルに関しましても幅広い世代で七三やキレイに刈り上げ髪型の男性を見かけることが最近多いですよね。
ポマードやジェルを使ってバッチリと決めた髪型もアメトラの影響と言われています。
どうでしたか?
アメトラは歴史も深く格式高いファッションが発祥となりますので、調べれば調べる程に奥が深く、完璧に理解することが不可能ともいえるファッション様式とも言えます。
是非ともこの機会にアメトラに挑戦してみてはいかがでしょうか。