クールビズに必須のメンズシャツとポロシャツとは?

トップス, ファッション知識


揃えるべきアイテム

  1. 鹿の子かのこ)素材のシャツ
  2. シンプルなポロシャツ

注意すべきポイント

  1. カジュアルな生地感
  2. ポロシャツは着丈の長さに注意

令和の日本ではクールビズもすっかりと世の中に浸透し、夏場に上下スーツでネクタイをしっかりと締めているビジネスマンもだいぶ減りました。

クールビズが浸透したとはいえ、クールビズを取り入れている人を見ると上手にコーディネートできている人は案外少ないのが現状です。

  • 袖がダボついた白の半袖シャツ
  • スーツの組下の黒いスラックスをそのまま履いている
  • スーツ専用の黒の革靴に革ベルト
  • ワイシャツの下に透けているランニングシャツ
  • ボタンの色や縫い糸に色がついた派手めなシャツ
  • 明るめのブラウンの革靴
  • バックルにブランドロゴが入ったベルト

このようにクールビズで間違ったコーディネートをしている人は非常に多いです。

クールビズもスーツスタイル同様に必要最低限は知っておくべき基本的なルール「型」を覚えておけば、失敗することもなくなりますので、この機会にぜひ覚えてみてください。

鹿の子かのこ)素材のメンズシャツ

→夏場にぴったりの涼しい素材

真夏のクールビズに置いて要とも言えるのがシャツの存在です。

街の量販店で安売りされている半袖シャツは袖周りがダボついていて見栄えがあまりよくありません。

30代以上の大人の男性に揃えてもらいたいのは半袖シャツではなく、長袖シャツです。袖部分をざっくりと腕まくりして着ることで腕周りが隠れて大人っぽく着こなせます。

シャツの色は「ホワイト」「淡いブルー」「ストライブ柄」の3色を揃えておけば問題ないですが、注意点としてスーツ用の長袖ワイシャツをそのまま着るのではなく、クールビズ専用のシャツを揃えることが大切です。

暑い夏にはタイトルにもある通り「鹿の子(かのこ)」素材がおすすめです。

鹿の子というのはポロシャツのように伸縮性があって、通気性に優れた夏場にぴったりの素材です。生地の表面に凹凸があるので、ワイシャツ特有の汗でピタッと肌につく心配もほとんどありません。見た目も程よくカジュアル感が漂うのでクールビズ用のシャツとして大変おすすめです。

袖部分はネクタイをしなくても収まりがいいボタンダウンかワイドカラーを選ぶようにしましょう。ボタンの色や縫い糸はシンプルなホワイトが基本です。ボタンや縫い糸で無駄に派手な色を選ぶ必要性は全くありません。

無地の色では退屈だという男性は、シャツ全体の色をストライブ柄にしてみてはいかがでしょうか。

スーツ用の細いストライプではなく、少しだけ間隔の広いロンドンストライプなんかはクールビズにぴったりです。

職場がカジュアルなクールビズでも問題ないのであれば、デニムシャツやギンガムチェックシャツを合わせてみるのもコーディネートに遊び心が出ておすすめです。

夏場に履くボトムス(パンツ)のルール

クールビズのシャツを着る際に合わせるボトムスはスーツの組下パンツを避けるようにしましょう。ブラックやネイビー、グレーといった濃いめのウールパンツは夏場では着ている本人も周りから見ても暑苦しく見えてしまいます。

クールビズのボトムスとして私がおすすめするのはミディアムグレーのウールスラックスです。「Coolmax」といった高機能素材のものが夏場でも心地よく履くことができて大変おすすめです。

そして、コットンスラックスも便利です。カラーは明るめのベージュやネイビーが使い勝手がよく夏場のクールビズと合わせやすくて有能です。

夏場に身につける革小物のルール

クールビズの際に身につける革小物はスーツスタイルで活用される黒色ではなく濃いブラウンの小物を使うと良いでしょう。黒よりもブラウンの方がカジュアルなクールビズと調和しやすいです。

ただ、あまりにも明るすぎるブラウンだと反対にコーディネートの中で浮いてしまうので、あくまでも「濃いブラウン」を選ぶようにしてください。

ポロシャツをクールビズに活用

→裾を出して涼しくカジュアルに着こなす

近年ではクールビズとしてポロシャツを着用する人が増えてきています。デザインがシンプルで綺麗目に見えるポロシャツであればクールビズとしても十分対応可能です。

様々なカラーバリエーションがポロシャツには存在しますが、特におすすめさせていただきたいのが「ネイビーのポロシャツ」です。ネイビーは色そのものが持つ引き締まって見える効果もあることでおじさんっぽさが出ません。

そして、ポロシャツをボトムスにインするのか、外に出すのかが気になる点ではありますが、インするとどうしてもおじさんっぽく見られやすいので、職場が許す環境であるのであれば、裾を外に出すと良いでしょう。その際は、裾の長さが長すぎないポロシャツを選ぶようにしましょう。

ショップで見つけた好みのポロシャツの裾が長い場合は、着丈を直してもらってもよいかもしれませんね。

コーディネートの際の簡単なコツ

クールビズに初めて挑戦する男性に1つだけコーディネートの際の簡単なコツについてご紹介させていただきます。

それは「シャツとボトムスの配色にコントラストをつける」ことです。

例えば、白いシャツにはネイビーのボトムスを組み合わせ、シャツの色がネイビーであれば、ミディアムグレーやベージュのボトムスといった具合です。

全体の色合いが同系色にならないように注意することが大切です。

半袖ワイシャツを着る場合の注意点とは?

鹿の子素材の半袖シャツやポロシャツの着用が禁止されている職場の男性に半袖ワイシャツをかっこよく着こなすコツについて最後にご説明させていただきます。

ポイントは腕周りのフィット感です。安い半袖ワイシャツは腕周りが比較的ゆったりとしている商品が多いです。

おそらく様々な体型の男性でも着用できるように計算されているのだと思いますが、スマートにかっこよく半袖ワイシャツを着用したい男性は、必ず腕周りがダボついてなくて、程よくフィットしているシャツを選ぶようにしてください。