ネクタイの選び方。ビジネスマンにおすすめのデザイン!
揃えるべきアイテム
- 無地のネクタイ
- ストライプ柄のネクタイ
- 小紋柄のネクタイ
注意すべきポイント
- ネクタイの幅
- なるべくシンプルなデザインを選ぶ
スーツスタイルの中でもネクタイは上半身の中央に位置し、選ぶ色によっては非常に目立ちやすいアイテムと言えます。選び方次第で全体の雰囲気や印象も大きく変わってきますのでネクタイを購入する際は慎重に選ぶようにしましょう。
よく見られる失敗例としては、ぺらぺらとした安っぽいネクタイをしていることです。どうしても生地に張りがなく、立体感も生まれないため、頼りない印象を与えてしまいます。
また、極端に色や柄が目立ちすぎて、ネクタイだけが浮いてしまっているケースも見かけます。
ネクタイのデザイン(選び方)には注意しましょう
ここで言いたいのは決してネクタイは個性を表現するための道具ではないということです。全体との自然な調和が大切であり、スーツの中でネクタイだけに視線が集中するのは正しい着こなし(コーディネート)とは言えません。
中でもブランドもののネクタイを好んで選んでいる方は注意が必要です。
あなたが締めているネクタイがどこのブランドなのかは多くの方が分からないものです。
どんなにネクタイ単体が素敵でも全体のコーディネートとマッチしていなければ決して素敵には見えません。
ブランドにはこだわらなくてもビジネスの場において相手に信頼感と好印象を抱いてもらいやすい上品なネクタイを選ぶコツをしっかりとマスターしておきましょう。
ネクタイは5本持っていれば十分
スーツを着る機会の多いビジネスマンであれば自然とネクタイの数も増えてくるものです。中には20本以上持っている人も珍しくありません。まずは無駄に多くなったネクタイの数をリセットすることから始めてみましょう。
なぜ、ネクタイの数をリセットするかというと、使わないネクタイをたくさん持っていると新しくネクタイを購入する際に、手持ちのネクタイと被らないデザインのネクタイを選んでしまうからです。すると、自然と派手な色合いや、凝ったデザインのネクタイを揃えるようになっていきます。
しかし、本当にあなたにとって必要なネクタイは、決して個性的なものではなく、ベーシックなネクタイで良いのです。
更に言うと所有するネクタイの数は5本もあれば十分と言えるでしょう。月曜日から金曜日まで出勤するとしても毎日違うネクタイが締められる数なのです。
そもそも20本以上持っていたとしても実際に使用しているのは5本程度の人が多いのではないでしょうか。この機会に数を絞り込んで日々のコーディネートがスムーズにできるように改善していきましょう。
ビジネスマンにおすすめのネクタイとは?
ネクタイ売り場には、様々な種類のネクタイがあるため、迷ってしまう人も多いかと思います。しかし、選ぶべきネクタイというのは案外限られているものです。
まずはネクタイの幅についてですが、約「8〜8.5cm」。
この幅がいつの時代も変わることのない定番の幅です。
一時期、幅が狭いネクタイも出回ったりしましたが、基本的に流行を追わずに「8〜8.5cm」を選んでおくことが無難と言えるでしょう。
そして、ネクタイの幅はスーツのジャケットの襟幅とほぼ同じ幅の関係にあります。ネクタイの幅が狭いものをチョイスした時は、同じように襟幅も狭いジャケットがよく似合いますが、ビジネスシーンでは決して適したスタイルとは言えないので注意が必要です。
→色は「ネイビー」「グレー」「ブラウン」がオススメ
次にネクタイの色についてです。ネクタイの色にも基本があります。ネイビー、グレー、ブラウンの3色を基準に選んでみてください。これらの3色を選んでおけばネクタイだけが主張しすぎてしまうような失敗を回避できます。
あくまで全体の調和が大切なのです。赤や黄色、緑といった原色は、インパクトが強すぎるため、コーディネートを難しくしてしまいます。初心者の方は全体と馴染む色を選ぶように心がけてください。
→柄は「無地」「ストライプ」「小紋」を選ぶべし
幅と色を決めたら、次は柄についての説明です。柄の中でオススメしたいのは「無地」、「ストライプ」、「小紋」の3種類です。色を変えて、これらの3種類の柄を揃えるだけで5本のバリエーションはすぐに達成します。
意外に持っている人が少ないのが「無地」のネクタイです。どうしても柄や色にばかり気を取られてしまい、基本中の基本である「無地」を所有していない人が非常に多いのが現実です。
無地のネクタイには派手さは決してないですが、実際に締めて鏡の前に立つと、着こなしが上品に見えます。最初はネイビーやグレーの無地ネクタイから揃えてみてはいかがでしょうか。ネクタイの表面上に細かい織りが入っていると、より素敵に見えますよ。
そして、ストライプのネクタイについてですが、なるべくシンプルな柄を選ぶようにしましょう。ストライプの色数についても2〜3色で構成されているデザインがオススメです。ストライプの幅が細かすぎるとごちゃごちゃした印象になってしまうので、少し太めのストライプ幅を選ぶことをオススメします。
次に小紋柄もオーソドックスな柄ですが、ストライプ柄とは違った落ち着いた大人っぽさを演出できます。ネイビーやグレーのシャープな色合いのものを選んでおけば、おじさんっぽさが出ません。
基本的にネクタイは「色」と「柄」を固定した上で選ぶことで失敗の可能性を減らすことができます。
ネクタイは価格と品質が比例しやすいアイテム
シンプルなネクタイほど素材自体で雰囲気が全く異なります。たくさん揃える必要はありませんので、なるべく5,000円以上のネクタイを選ぶことをオススメします。
特にオススメはブルックスブラザーズのネクタイです。アメリカの創業200年以上を超えるブランドで大統領や総理大臣も着用する信頼のある老舗ブランドです。価格も極端に高くはないので1本は持っておきたいアイテムと言えるでしょう。
ネクタイは上までしっかり締めましょう
最後にネクタイはシャツとの隙間をなるべく無くして、上までしっかりと締めるようにしましょう。締める際にオススメするのが「ディンプル」という結び目にくぼみを作ることです。オシャレな人はだいたい結び目にこれを作っています。単調なネクタイでも立体感と上品さが生まれるので作り方をネットで調べてみることをオススメします。